ネットの海に新たな黒歴史(文章)を放出するにあたって、今まで私がネットの黒歴史を晒した上で、何故また黒歴史(文章)を作ろうとしているのかをお話できればと思います。
私が、文章のことを「黒歴史」というのは、過去に大量の痛々しい文章をネットの海に放ってきたからです。特に、若いときの衝動で書いたものはもう・・・なんというかあれであれな訳です。
某ブログサービス終了に伴って、私の黒歴史は歴史の闇に葬られたわけではありますが、年を取ったからと言って、まともな文書を書けるようになったわけでもないので、この投稿は「黒歴史」復活の狼煙になってしまうことでしょう。
1「Welcome to Underground」
私自身の黒歴史に触れる前に、私がネットに触れた当時のことをお話できればと思います。
私が最初にネットに触れたときに感じたのは「Underground」という言葉そのものでした。
この単語の元ネタは下記の2chのレスな訳ですが、
358 :世界遺産:2006/08/14(月) 15:48:55 ID:O2Q5Lui70
中学時代のパソコンの授業でインターネットを使った時
みんなが自分の好きな漫画や野球のページを見てる時に
自分だけこれみよがしに2chにつないでAAとかを周りに見せてたこと
しかも「このページって何?」って聞かれた時に「ヤバイ奴らの集会所みたいなもん」とか答えたこと
さらに友達に2chへの行きかたを教えるためにヤフーで2chって検索させて
でてきたリンクをクリックして2chのトップページが表示された瞬間に
そいつの耳元で「Welcome to Underground」ってささやいたこと
レスされた年は、2006年で既にネット界隈は「アングラ」ではなくなっていたと思いますが、私は初めてネットに触れたときはまさしく言葉どおりの印象を受けました。
デスクトップPCが80万円とか、モニターがブラウン管の時代であり、そもそもPCを持ってる家庭が珍しいぐらいの時で、そもそもネットを利用している人は一部企業かエンジニアか奇特な人(偏見)だったわけです。そして、ネットへのアクセスは電話回線を利用しており、「ダイヤルアップ接続」を利用していました。「ピポパポパピピポピポ ピーピーピーピーヒョロロロ ピーブピブーピーガーーーーーーーーーー」という奇っ怪な音がなった後、ネット接続できるわけですが、当時の私にとって個の音が「アングラ」世界のウェルカムソングに聞こえていました。
実際にブラウザを使用してホームページにアクセスすると、オブジェクトの配置にセンスがなく(現在と比較して)、存在意義のないページ、基本色が目に悪い等々、「アングラ」な訳です。
そして、昔の2chには訳の分からない人たちが集まって交流している認識で「アングラ」そのものでしたし、そもそもこの時代において顔が見えない人のコミュニケーションする機会が殆どないので、尚の事そのようにかんじたのかもしれません。
2 ネットを使った黒歴史製造
ネットに触れた最初のころは、ポータルサイトを利用して色々なサイトにアクセスしたり、精度が低い検索エンジンを使って、よくわからないサイトにアクセスしたり、少しときが経って、FLASHを見て感動したりと、特段自身からものを発信したりはしませんでした。
あったことと言えば、海外サイトのリンクを踏んで、通信費が嵩んだり、架空請求サイトに飛ばされ、恐怖で震えたりしたぐらいです。
そんな中、私に転機が訪れたのはブログサービスの開始でした。
ブログを利用することにより、誰でも簡単に自分の考え発信できるようになったのです。私は今は亡き楽天ブログを主に利用していたわけですが、そこで黒歴史を大量生産することになります。
ブログサービス利用を始めたきっかけは、中学生のころ受けた友人からの誘いでした。
その友人はブログで、日々の日常を面白おかしく書いていて、一緒にやろうぜとのことだったのです。
私はその誘いにのってブログを書くようになったのですが、これが全ての過ちでした。
私には、文才がありませんでした。学校の作文では、「あっ」、「えっ」とかを利用して原稿用紙を埋めていたような人間です。文才どころか、そもそも文章力すらない。さらに言えば、超高校級の能力をある訳でなく、逆に超平凡根暗学生なのでブログのネタすらない訳です。
そんな、私が書く記事は、言わずもがな、見るに堪えない黒歴史な訳で、今でも思いだしたら発狂しそうになります。
けれど、一番の黒歴史は、記事ではありません。当時「ひぐらしのなく頃に」というノベルゲームが友人間で流行っていました。このノベルゲームは始めると最初に黒い画面に白文字で詩が表示されるのですが、これを超かっこいいと感じました。
どうか嘆かないで。
世界があなたを許さなくても、私はあなたを許します。どうか嘆かないで。
あなたが世界を許さなくても、私はあなたを許します。だから教えてください。
ひぐらしのなく頃に 鬼隠し編
あなたはどうしたら、私を許してくれますか?
こんな詩が表示されるわけです。中学生なら絶対好きだと思います。
かっこいいと思うだけなら何も問題はなかったのですが、何故か私はこれをブログに取り入れ、ブログのメイン画面で、「自作の詩」を公開しました。
とびっきり痛いやつです。「ひぐらしのなく頃に」の詩にインスパイアされた、普通の人は誰にも見られないノートとかに書く、厨二病全開のそれを全世界に公開したのです。
無論、ブログのテーマ色は黒色にしていたため、痛さがより際立っており、画面から臭いを感じるほどのヤバさでした。
ブログ自体は2年程度、約週1で記事投稿し、「自作の詩」は月に一回更新していたため、約100の記事(黒歴史)と「自作の詩」(黒歴史)を世に放っていたことになります。
けれど、この黒歴史も楽天ブログサービスの終了とともに全て、闇に消え去ったっため、本当の意味で黒歴史になりました。
しかし、黒歴史を世にはなった現実は消えることはなく、私の心身を未だに蝕んでいます。
3 新約 黒歴史の道
中学生の時の黒歴史製造していたことから、今まで文章を書くことに抵抗感を感じていました。
にも関わらず、改めて文章を作成して、ブログで公開しようとしているかというと、私が抱える問題を解決するためには、自身の考えを言語化することが肝要であると思慮するようになりました。
その問題とは、
・触れる情報の画一化
・自身の言葉を言語化する能力が不足
の2つです。
文章を作成するには、取り上げる事柄について、多方面の意見等に触れ、それを咀嚼し、自身の中でまとめる必要があります。その過程で、今まで触れて来なかった情報に触れることになり、触れる情報の画一化を防ぐことができると考えられます。
そして、その内容を言語化する練習することにより、言語化能力・文章能力を高められるのではないかと。
言語化の練習は、ブログで公開しなくてもできますが、第三者に伝わる形で言語化する練習という意味も含めて、ブログの記事として内容を公開することにした訳です。
ネットの文章を公開するということは、自身の拙劣な文章を垂れ流すことになり、新たな「黒歴史」を作ることになります。故に、「新約 黒歴史の道」な訳でありますが、少しでも、文章能力が向上することを願い今後も記事の投稿していきたいとと思います。いつか、「黒歴史」が漂白され、自身の糧になることを信じて。